総合計の設定
帳票画面(設計モード)から、「総合計」の設定が行えます。
LinkPrint CLOUD上で「総合計」とは、1社あたりの伝票が複数枚になった場合に、複数枚の伝票の合計金額の表示設定を指します。
「総合計」の設定を行えるオブジェクトおよび条件は以下です。
- フォームカテゴリのフッタ項目と対応付けられているオブジェクト
- フォームカテゴリのデータ種別が「数値」「シングルライン」「マルチライン」「日付」のオブジェクト
- ページ数が1
すべて満たしている場合のみ、帳票画面(設計モード)の右側のプロパティ欄から「総合計」の設定が行えます。
※「シングルライン」「マルチライン」「日付」に対して総合計をご指定される場合、指定のページにのみ対象の文字列を残す動きになります。(文字列の結合はいたしません。)
対象ページの最初のページにある対象オブジェクトの値を利用します。
STEP1
帳票画面(設計モード)から、上記の条件を満たしたオブジェクトを選択し、画面右側のプロパティ欄から[総合計]タブを表示します。
STEP2
手入力時(入力モード)と差し込み印刷時で設定が別になっています。対応したい場合の[総合計対象のスペースとする]にチェックを入れてください。
差し込み印刷時の[総合計対象のスペースとする]にチェックを入れると、[表示箇所]の設定が行えるようになります。
総合計を表示したい箇所を、[最初のページ(面)]または[最後のページ(面)]から選択してください。
※面付フォームの場合は、プロパティ設定後に面のコピーを全面に行ってください。
「総合計」の反映
<手入力時(入力モード)>
複数枚の伝票作成時、別途「総合計の表示設定」を行う必要があります。詳しくはこちらをご確認ください。
<差し込み印刷時>
プロパティ設定時に指定した[表示箇所]に、総合計が反映されます。指定した[表示箇所]以外のページでは、該当のオブジェクトの値はクリアされます。
差し込み印刷時の総合計計算は以下の条件で実行されます。
[総合計スペースとしたフォームカテゴリ項目に計算式が設定されていて、印刷データには対象のフォームカテゴリ項目の情報が存在しない場合]
各ページの対象の総合計スペースの値を足し合い、指定されたページに結果を反映します。
例:
総合計スペースとしたフォームカテゴリ項目の項目名:「合計」 印刷データ:「合計」の列が存在しない
この場合に上記の結果になります。
[印刷データに総合計スペースとしたフォームカテゴリ項目の情報が存在する場合]
差し込み印刷処理の中で、印刷データ内の総合計対象列の値を改ページ毎ごとに確認し、すべてが同じ値の場合は、1ページ目の総合計対象スペースの値を総合計の結果とし、各ページ間の値を足し合うことはしない、という処理が基本になります。
例:
取引先コード(改ページキー) | 数量(明細) | 単価(明細) | 金額(明細) | 合計(フッタ) |
A00001 | 10 | 100 | 1000 | 6000 |
A00001 | 10 | 100 | 1000 | 6000 |
A00001 | 10 | 100 | 1000 | 6000 |
A00001 | 10 | 100 | 1000 | 6000 |
A00001 | 10 | 100 | 1000 | 6000 |
A00001 | 10 | 100 | 1000 | 6000 |
A00002 | 10 | 200 | 2000 | 2000 |
上記の印刷データを差し込み印刷すると、明細が5行のフォームだった場合、A00001は2ページになります。1ページ目の「合計」スペースには「6000」が差し込まれます。2ページ目の「合計」スペースにも「6000」が差し込まれます。差し込みをした後に総合計の処理が走り、上記のように2ページにはなりますが、印刷データに総合計対象の情報が改ページ単位で同じ値(6000)が指定されているため、A00001のお客様に対しては総合計が「6000」であると判断し、指定されたページの総合計スペースには「6000」を表示します。(2ページ目の総合計スペースの値は空になります)
※改ページ単位で同じ値が指定されているか、という部分にご注意ください。
上記の例の場合は、1ページ目:6000、2ページ目:6000で、総合計としては12000となります。
例:
という場合、総合計対象のフォームカテゴリ項目には計算式が設定されてはいますが、その計算式の中に使われている[前期合計金額]が計算処理を行わない項目であるため、この場合はページ間の対象スペースの値を足し合うことはせず、1ページ目の値を総合計の値として使用します。